ちらしずし!?ばらずし!?
2021-03-04
先日のひな祭りで、ちらしずしをご馳走になった
すし飯の上に海産物やレンコン、絹さやなどの野菜に錦糸卵
彩鮮やかに散らされたもので、縁起を担いだお祝いの食べ物だ
エビは「長寿を」、レンコン「見通し良く」、マメ「勤労や健康を」と…
おせち料理にも通じているねなぁと思いながら頬張る )^o^(
あれ、「五目ずし」というのもあるけど「ちらしずし」と違うのだろうか!?
ネットでは、ちらしずしの一種でとして同じとしているところもあるけれど
五目ちらしの方は、すし飯の中に野菜や魚介類などの具材を
混ぜ込んだもののことで、「かやくずし」「混ぜずし」ともいうとのこと
もうひとつ似たものに岡山の郷土料理の「ばらずし」があり、
江戸時代の贅沢が禁止された倹約令の際、せめてハレの日くらい
ごちそうを食べたいと思う人々が、たくさんの食材を皿の上に並べ
その上から、具材を覆うようにすし飯をのせ、食べる直前に皿を
ひっくり返して食べたことに端を発しているという
食材を細かく切ることを『ばらす』ということからで、ばらずしという
勝手に薔薇をイメージしていたアーリーだけれど、
倹約令の無い現代には薔薇ずしの方が似合っていそうだよね